
「コップの茶渋が取れない」
「スポンジで力を入れても、茶渋がキレイに取れない」
「来客があるのに、茶渋がついたコップなんて出せない」
「茶渋がついたマグカップで飲むコーヒーは気分がめいる」
「茶渋を爪でガリッととやると、少し白くなるけど、根本的にキレイにしたい」
あなたも、コップや水筒についた茶渋をなんとかしたいと思っていませんか?
なかなか取れない茶渋を取る方法をひととおりまとめてみました。
実際に茶渋を取ったビフォーアフター画像も、定期的にUPしています。
茶渋を取る方法を代表的なものから、あまり聞かないものまでひととおり紹介します。
- キッチンハイターなどの漂白剤で取る
- 塩で取る
- 重曹で取る
- みかん等の柑橘系の皮で取る
- 新しい食器用スポンジの固い面で取る
- アクリルたわしで取る
- メラミンスポンジ「激落ちくん」で取る
- クレンザーで取る
- せすきで取る
- 酢で取る
- 歯磨き粉で取る
それぞれの茶渋を取る方法の手順やメリット&デメリット、注意点などを紹介します。
そもそも茶渋って、何なの?茶渋を付きにくくする方法も、あわせて1記事にまとめてみました。
目次
キッチン泡ハイター等の漂白剤で茶渋を取る
茶渋をキレイに取る方法といえば、漂白剤で真っ白にキレイにする方法がすぐ思い浮かぶ主婦の方も多いはず。
漂白剤といえば、花王のハイターや、ジョンソンのカビキラーが有名です。
キッチン泡ハイターで茶渋が取れるか実際にやってみた
キッチン泡ハイターで数年物の茶渋がキレイに取れるか、実際にやってみました。
今回のターゲットはこちら。
数年物の茶渋がびっしりこびりついたコップです。
なかなかヤバイですね。
爪でガリッとすると、ようやく茶渋の下に白い面が現れてきます。
食器用スポンジで洗っても、簡単に取れない茶渋です。
頑固な茶渋がキッチン泡ハイターを使って真っ白にできるのか、検証してみました。
まずは、キッチン泡ハイターの注意書きをよく読んで、必要なものをそろえます。
ゴム手袋、目を保護するためのゴーグル、マスクを準備しました。
目にハイターが飛んでくる確率は、低いと思いますが、万が一目に飛んできたときの影響(失明のリスク)を考えると、ゴーグルは準備しておいた方がいいのかな、と思います。
リスクは、「問題が発生したときの影響×問題が発生する確率」で考えるといいと思います。
このリスク分析の考え方は別記事で詳しく書く予定です。
※換気扇を回すことも忘れずに!
さっそく、ターゲットにハイターを噴射していきます。
噴射ー!
上側から茶渋が落ちていくのが分かります。
みるみる茶渋が落ちていっています。
漂白剤のチカラはスゲーなと感じました。
5分くらい放置します。
↑1回のキッチンハイターでここまで茶渋を落とせました。
しかし、底のところの茶渋は1回では落ちませんでした。
↑1回でコップ底の茶渋までは、完全に落ちなかったので2回目の噴射です。
再度、5分くらい待つ。
コップ底の茶渋は、よほど頑固なのか、完全に落ちませんでした。
最終的に、食器用スポンジでコップ底の茶渋をこすりました。
結果・・・
ここまで真っ白になりました。
ビフォー
アフター
漂白剤で茶渋を真っ白にする手順のおさらい
- 漂白剤の注意書きを、しっかりと確認する
- 注意書きに書いてあるものを用意して、安全につとめる
- ターゲットに向けて漂白剤を噴射する
- しばらく待つ
- 流水で漂白剤を洗い流す
- (完全に茶渋が取れていなければ、必要に応じて2回目の噴射)
- (2回目の噴射をしていれば、しばらく待ってから、再度、流水で漂白剤を洗い流す)
- 食器用スポンジで洗う
上記の手順で、数年物の茶渋も真っ白にすることができました。
漂白剤で茶渋を落とすメリット&デメリット、注意点
メリット
- 除菌も一緒にできるので衛生的
- 力を入れなくても漂白剤をかけるだけでキレイにできる
- 数年物の頑固な茶渋であっても、真っ白にできる
デメリット
- 臭いがきつい
- 皮膚に触れるとヌルヌルして肌に良くない
- 目を保護する必要がある
注意点
- 製品に記載の注意書きを、しっかりと確認すること
- 換気をしないといけない
- 1度に大量に使ったり、続けて長時間使用しない。
- 混ぜるな危険と書いてあるものは、必ず単独で使用すること
- 注意書きに記載の内容を守らないと、リスクが増える(例えば、目の保護をせずに使用していて、誤って顔に噴射してしまうと失明のリスクもある)
上記の注意点に関して、一部抜粋のため、必ず製品に記載の使い方&注意書きなどを確認してください。
キッチン泡ハイターの使い方&注意書きに関するメーカー公式ページ
カビキラーの使い方&注意書きに関するメーカー公式ページ
漂白剤で茶渋を取るのは、こんな場合におすすめ
- 力を入れずに簡単に茶渋を落としたいとき
- 水筒や急須など、食器用スポンジが届かない場合
- 漂白剤は、劇物でもあるので、時間に余裕があるとき
準備するもの、所要時間の目安
漂白剤(必ず製品記載の使い方&注意書き等を確認すること)、ゴム手袋、目を保護するゴーグルなど。
所用時間は、茶渋を取りたい食器の数にもよりますが、10分程度あれば、キレイにすることができます。
ただ、漂白剤の取扱いは、慎重にしたいので、時間に余裕があるときにしましょう。
時間のゆとりがなく、目の保護をしておらず、誤って顔に噴射したりすると、大変なことになります。
塩で茶渋をこすって落とす
自炊をする家なら、どこにでもある調味料「塩」
塩で茶渋をこすって取ることもできます。
塩の結晶が、研磨剤みたいに茶渋を落としてくれるのです。
塩で茶渋を取る手順
- ひとつまみの塩と少量の水を茶渋の部分につける
- 食器用スポンジでこする
これだけで、茶渋は落ちます。
もちろん、数年物の頑固な茶渋は落ちないこともあります。
メリット&デメリット、注意点
メリット
- 身近な塩だから、すぐ茶渋を落とせる
- 食品だから、すすぎも簡単でいい
デメリット
- 安い塩ではなく、高価な塩だともったいない
注意点
- 強くこすりすぎると、絵柄やイラストが消える可能性もある
- 手や指を怪我していると、しみるので、ゴム手袋などをつける
塩で茶渋を落とすなら、こんな場合におすすめ
- 茶渋が気になって、すぐに落としたいとき
- イラストや絵付けが万が一落ちてもかまわないような食器の場合
準備するもの、所要時間
塩、水、食器用スポンジが必要です。
所用時間は、数分です。
重曹で茶渋を取る
重曹で茶渋を取れます。
粒子が細かく水に溶けにくく、重曹をつけて食器用スポンジでこすると、磨き粉のように茶渋を落とせます。
重曹で茶渋を取る手順
コップや湯飲み等、スポンジでこすれる場合
- 茶渋の上に重曹を振りかける
- 水でしめらせた食器用スポンジでこする
上記の方法で、茶渋を落とせます。
スポンジでこすりにくい急須や頑固な茶渋の場合
- 水1リットルに対し、重曹大さじ2杯ぐらいの比率で、鍋に水と重曹を入れる
- 急須やコップをしずめて、温める
- 重曹水が沸騰しはじめたら、火を弱める
- 3から1分ほどたったら、加熱を止めて、30分ほど放置する
- ゴム手袋をはめ、鍋から急須やコップを取り出す
- この段階でほとんどの茶渋は取れていますが、茶渋が残っている部分はスポンジや綿棒でこすって最後の仕上げをします
- 流水できれいにすすぎます。
重曹はごく弱いアルカリ性ですが、温めるとアルカリ成分が強くなるので、重曹水を温める場合は、必ずゴム手袋を着用しましょう。
水筒の茶渋の場合
- 水筒の底に茶渋を入れる
- 熱湯を注ぐ
- 5分以上放置する
- 重曹水を水筒から出す
- ゴム手袋をつけて、食器用スポンジで水筒の中をこする
- すすぐ
これで茶渋やコーヒー渋がついた水筒も、きれいにできます。
鍋で重曹水を温めるときと同じようにゴム手袋は着用しましょう。
金属の種類によっては放置しすぎると変色する場合もあるので、重曹、および水筒の注意書きを確認しましょう。
メリット&デメリット、注意点
メリット
- ふくらし粉などの食品添加物、胃薬などにも活用されてきている
- 鍋にいれて重曹水で茶渋を落とす場合は、スポンジで落としにくいところも、落とせる
- 水筒の底のように、こすりにくい茶渋も落とせる
デメリット
- 重曹は温めるとアルカリ成分が強くなるので、ゴム手袋を着用が必要
注意点
- 重曹を温める場合、水筒の底にある重曹に熱湯を注いだ場合などは、ゴム手袋の着用が必要
- 金属の種類によっては、放置しすぎると変色する可能性がある
準備するもの、所要時間
重曹、食器用スポンジ、鍋、ゴム手袋が必要です。
所用時間は、数分(スポンジでこする場合)、45分程度(鍋で重曹水を温める場合)でキレイにできます。
メラミンスポンジ「激落ちくん」などで茶渋をこすって落とす
メラミンスポンジとして有名な「激落ちくん」で茶渋をこすって取ることもできます。
浴室をきれいにするときに、激落ちくんをよく使っていますが、とてもきれいになります。
コップにこびりついた茶渋も、激落ちくんを水で濡らして、こすってキレイに落とすことができます。
メラミンスポンジで茶渋を取る手順
- メラミンスポンジを水で濡らす
- 茶渋をこする
- 茶渋がキレイにとれた食器をキレイに洗う
メリット&デメリット、注意点
メリット
- こするだけで茶渋が落ちる
- 気付いたときに、すぐこすって落とせる
デメリット&注意点
- 絵付けしてある食器だと、絵がとれる恐れがある
- 人体に摩耗したメラミンスポンジを取り込んでしまうこすった後は、よーく洗う
準備するもの、所要時間
メラミンスポンジと水だけでOK。
所用時間は、数分でOK。
みかん等の柑橘系の皮と塩で取る
みかんの皮と塩でも、茶渋を取ることができます。
みかんの皮と塩で茶渋を取る手順
- みかんの皮に塩をつける
- 茶渋をこすって落とす
- きれいにすすぐ
メリット&デメリット、注意点
メリット
- みかんの皮も、塩も、自然のもので、安心
- 少しこするだけで茶渋が落ちる
デメリット
- みかんの皮などの柑橘系を食べないといけない
- みかんを食べてゆっくりしたいときに、茶渋を落とす必要がある
注意点
- 塩の粒子の研磨効果でこすると落ちる絵付けの食器もある
新しい食器用スポンジの固い面で取る
新しく買った食器用のスポンジの固い面であれば、茶渋をこすると取れる場合もあります。
手順は、ただ、いつものように洗うだけ。
多少、力を入れれば、取れる茶渋もあります。
頑固な数年物の茶渋は、難しいでしょう。
アクリルたわしで取る
そこまで、頑固でない茶渋であれば、アクリルたわしで強めにこすると茶渋はとれます。
繊維が細かいアクリルたわしだから、少しくらいの茶渋ならお手の物です。
他にも茶渋を落とす方法は、ありますが、後日、追記していくことにします。
茶渋とは、そもそも何なのか
茶渋とは、お茶を入れた後に、茶わん、コップや急須につく、茶の垢(垢)のこと。
お茶の成分とコップに含まれる成分や水道水に含まれる成分が結合して表面にこびりついて茶渋となります。
茶渋をつきにくくする方法
茶渋をつきにくくするためには、まず、すぐ洗うことです。
すぐ洗えば、茶渋はつきにくくなります。
逆にお茶を飲んだ後に、そのままにしておく行為を繰り返していると、だんだん湯飲みやコップに茶渋が付着していきます。
すぐに洗えない場合は、水に浸けておくだけでも、全然違います。
繊細な絵付けがされた食器をごしごしこすると、茶渋と一緒に絵が取れることもあるので、大事な食器については、使用後は、すぐに洗うか水に浸けるようにしましょう。
茶渋がついたままにしておくデメリット、茶渋をキレイにするメリット
茶渋をそのままにしておくデメリット
- 飲み物を美味しくいただけない
- 気分がめいる
- 茶渋をついたコップや湯飲みは、客人にだせない
茶渋をきれいにするメリット
- 気分よく飲み物を飲める
- 飲み物本来の色を楽しめる
- 茶渋を落とすと、スカッとする!!!!!
まとめ
頑固な茶渋を落とす方法は、たくさんあります。
茶渋を落とすと気持ちも明るくなるでしょう!
※漂白剤や重曹を使う場合は、使い方&注意書きなどを、しっかりと読んでくださいね!
おまけ シンクの茶渋もキッチン泡ハイターでピカピカのシンクに戻りました
コップにこびりついた数年物の茶渋を落とすついでに、シンクにこびりついた茶渋も、キッチン泡ハイターで落ちるか試してみました。
ビフォー
シンクにこびりついた茶渋が、浮き上がってます!
ピカピカのシンクになりました!
たわしでガンガンこすっても、取れなかったシンクの茶渋も、まばゆい光を放つピカピカのシンクに戻ってくれました!
恐るべし漂白剤の力・・・!
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