一人暮らしを始めるあなたへ伝えたい家計の鉄の掟『守れなければ人生崩壊・・・』

一人暮らしをはじめると家族で暮らしていた時と違って、お金の管理を自分一人でしなくてはいけませんね。
お金の管理を自分で自由にすることができるのは、楽しみである反面、正しくお金の管理をできないと将来、困ることになるかもしれません。
深夜2時に真冬の凍てつく寒空の下で震えたくはありませんよね?
一人暮らしをはじめる前に伝えておきたい家計の鉄の掟を紹介します。
目次
この鉄の掟を守ることが出来ないと人生は破滅へ向かう・・・
一人暮らしをはじめるすべての人に伝えたい家計の鉄の掟を紹介します。
それは、一言で
収入の範囲内で暮らす
たった、それだけです。
それだけですが、この鉄の掟は非常に重要です。
部屋の目立つところに、大きめにポスターとして貼って欲しいくらい重要です。
実際に貼ることをオススメします。
お金持ちと貧乏の定義とは?
支出が収入の範囲に収まっている人がお金持ちであり、
支出が収入の範囲を超えている人が貧乏です。
いくら高収入だろうと、収入を上回る支出を繰り返している人は貧乏です。
年収が1億円あったとしても、税金で半分くらい納税しますし、高級マンションに、高級車、銀座で夜な夜な飲み歩くとあっという間にお金は羽をつけて飛び立っていきます。挙句には、クレジットカードの支払も積み重なったりして、赤字が毎月、毎月、続いていくようなお金の使い方をしている人は、いくら高収入だろうと貧乏です。
逆に、年収200万円だろうと、自炊をしたり、公園を散歩したり、自宅で鍋パーティーをしたり、図書館で小説を読み小説の世界観を感じたり、大自然を楽しんだりして、収入の範囲内で存分に楽しみながら、毎月、毎月、黒字の家計にすることが出来ていれば、その人はお金持ちです。
ある程度の収入を得るようになると潜んでいる落とし穴
社会人になって給料を得て、ある程度の収入を稼ぐようになったり、大学生でもアルバイトなどである程度の収入を稼ぐようになると、お金に関する落とし穴が見え隠れするようになります。
その落とし穴とは、クレジットカードとカードローンや消費者金融です。
ある程度の収入があれば、パートやアルバイトであったとしても、クレジットカードやカードローンや消費者金融を利用することが出来るようになります。
クレジットカードやカードローンを利用できるようになることは、何を意味するかというと・・・
収入以上にお金を使ってしまう可能性が出てきた・・・
ということです。
もっというと、自分の欲望のままに、あれが欲しい、これが欲しいと、収入以上にお金を使いまくり始める危険性が出てきたということです。
あくまでも可能性の話ですが、そのような選択肢が出現しました。
もちろん、クレジットカードやカードローンは場合によっては、便利な金融商品です。
通販でお買いものをする時に、代金引換手数料がかかることが一般的ですし、クレジットカードだと代金引換手数料もかからないですし、荷物を受け取るときもお金のやり取りを配達員の方としなくていいので、かなり便利ではあります。
金利も発生するのでカードローンも使わないのが一番いいのですが、長い長い人生・・何が起こるか分かりません。万が一のときに、生活費の補てんをする必要があるかもしれません。そんな時にカードローンは役に立つでしょう。
クレジットカードやカードローンは、便利な側面もありますが、経済的に破綻を招いてしまう危険性もあります。
家計が赤字の人は収入の額が増えたとしても赤字は解消されない
年収が300万円で収入の範囲内で暮らせない人は、たとえ収入の額が増えたり、倍になったとしても、暮らしていけないです。具体的には、年収300万円の人が年間で30万円の赤字を出していたら、年収が600万円に増えたとしても、60万円の赤字になったりすることがほとんどです。もっと言えば、赤字の額が増えて、100万円の赤字になってしまうこともあるでしょう。
収入の範囲内で暮らすということは、手取り収入の範囲内で暮らすことをさしています。
お金は、流れであり、流れには勢いがある。
お金は、稼ぐスピードで入ってきて、使うスピードで出ていきます。
稼ぐ以上に早く勢いよく使えば、差額を埋める必要が出てきて、借金をしなければなりません。稼ぐスピードより使うスピードが遅ければ、将来のために貯金をすることが出来ます。
お金はよく水に例えられます。
お金には、川の水のように流れがあり、入ってくる流れと出ていく流れがあります。
お金が出ていく流れよりも、入ってくる流れを多くすることが大事です。
収入の多さではなく、お金の流れを意識しましょう。
先月よりも銀行口座や貯金箱の残高を増やす。毎月、残高を増やしていく流れを死守するようにしましょう。たとえ、100円も1000円もいいので、残高を増やしていくようにしましょう。
お金が出ていく流れよりも、お金が入ってくる流れが多くなるように意識しましょう。それを1日でも早く実現できるように支出をコントロールしましょう。
なぜ、このお金の流れについて、重要視するのか?
お金が出ていく流れを作ってしまうと、それが癖となり、習慣となり、その流れを変えるのがかなり難しいからです。お金の流れを変えるのは、川の流れを変えるのと同じくらい難しいです。
ここで「マルサの女」という伊丹十三監督の映画のセリフを引用します。
「ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水をためているとする。喉が渇いたからって、まだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ?これは最低。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。いっぱいになって、溢れて垂れてくるやつを舐めて、ガマンするの」
そうなんです、これがお金を貯めるコツなんです。
お金を使うな!というわけではないです。お金の流れを大きく変わるほど使うことがダメなのです。
支出をコントロールする力を身につけよう
収入の範囲内で暮らすためには、支出をコントロールする力が必要です。
お金持ち(=支出を収入の範囲内に抑えている人)になる為には、支出をコントロールする力が必要です。
もちろん、お金を稼ぐ力も大事ですが、支出をコントロールする力を十分に身につけたうえで、お金を稼ぐ力(=収入を上げる)をあげるようにしていくほうがいいと思います。
支出をコントロールする力は、人生を豊かにしていく
生きていれば、「眠いけど、あと少し頑張ろう」「誰も見ていないけど、手を抜くのはやめよう」「欲しいものがあるけど、来年の結婚式のために節約しよう」などと目の前の欲望や欲求を抑えて、長期的な利益を得たい場面がでてくると思います。
そういうときに、理性(=欲望を抑える力)を保つことが出来なければ、目の前の欲望を満たして、長期的に損をしていくことになるでしょう。
この理性(=欲望を抑える力)を鍛えるトレーニングとして、支出をコントロールする習慣を身につけましょう。
ロールプレイングゲームのレベル上げのように「支出をコントロールする力」を上げていきましょう!
貯蓄は人生の選択肢を増やしてくれる&セーフティネットとなる。
ある程度、まとまった貯蓄があると人生の選択肢を増やしてくれます。旅行に行ったり、注文住宅に住んだり、素敵な洋服を着たり、人生における選択肢を増やすことができます。
もしものときも、貯蓄があると安心できます。
ゲームのように家計の黒字化を楽しもう
収入の範囲内で暮らしていくと、家計が黒字になり貯蓄が毎月、毎月、増えていきます。
どんどん貯蓄が増えていくさまは、ゲームのようで楽しくもあると思います。
ただ、時として、ゆるめる気持ちも必要だと思います。
お金を貯めることを優先しすぎると、人生におけるバランスも崩れてしまう可能性もあります。ある程度の貯金額になったら、多少、節約生活を緩めてもいいのではと思います。
節約生活を緩めるにしても、「収入の範囲内で暮らす」という鉄の掟は必ず守るようにしましょう。