『苫米地博士の「知の教室」』の書評|ゴールを臨場感豊かにイメージすることの大切さを学んだ

『苫米地博士の「知の教室」』(苫米地英人 著 サイゾー)を読んだの書評を書いていきます。
正式なタイトルは『苫米地博士の「知の教室」~本当の知性とは難しいことをわかりやすく説明することです! (カーネギーメロン大学院&イェール大学院式)』です。
苫米地博士の本は、けっこう好きで100冊以上の本をもっています。
脳機能学者でIQも恐ろしいくらい高い方です。
Kindle版を出るのを待とうかと思っていましたが、早く読みたかったので、紙の本で買いました。
目次
会員制ウェブサイト『CLUB TOMABECHI』の人気コンテンツを抜粋してまとめた本
『苫米地博士の「知の教室」』(苫米地英人 著 サイゾー)は、苫米地英人氏が主宰する会員制ウェブサイト『CLUB TOMABECHI』で連載中の一コンテンツである『教えて!苫米地先生』の内容を、いくつか抜粋し、一冊の本にまとめたものです。
はじめに書いてあるプロフィールを読むだけでも、頭が良くなるんじゃないかと思うくらい苫米地英人氏は、すさまじい経歴の持ち主です。
本の目次は以下のようになっています。
はじめに
[第1時限]・・・四次元
[第2時限]・・・時間
[第3時限]・・・瞑想
[第4時限]・・・洗脳
[第5時限]・・・洗脳テクニック
[第6時限]・・・怒りのコントロール
[第7時限]・・・縁起と因果と自己責任
[第8時限]・・・引き寄せの法則
[第9時限]・・・こだわりと並列化
[第10時限]・・・並列化
[第11時限]・・・数学的思考と論理的思考
[第12時限]・・・記憶と情報
[第13時限]・・・幸せ
[第14時限]・・・事なかれ
[第15時限]・・・道を極めることとトレランス
[第16時限]・・・反論と言い訳の違い
[第17時限]・・・正義
おわりに
読みごたえがある本でした。
なかでも、面白かったのが、[第2時限]・・・時間、[第8時限]・・・引き寄せの法則、[第10時限]・・・並列化です。
ごくわずかな文章を引用して感想と気づきを書いていきます。
ゴールを設定して臨場感豊かにイメージすることは大事
ゴールを設定することが大事と、いろんな本で言及している苫米地英人氏。
ゴールを設定しても、達成できないのは、臨場感豊かにイメージできないのが原因だと苫米地英人氏のいろんな本を読んで、思いました。
未来を引き寄せるには未来にこうなってほしいというゴール(未来の目標)を強く設定し、そのゴールが達成された自分の姿を臨場感豊かにイメージする。
とにもかくにも、臨場感豊かにゴール達成をイメージすることが大事とのこと。
『I×V=R』という公式を使って、他の本でも、よく説明しています。
Iとはイメージ、Vとはビビットネス=臨場感、Rとはリアリティ=現実です。
自分が達成できると思わないことには、ゴールは達成しようがありません。
できると思うからこそ、達成できるのがゴールだと思います。
できると思うにも、できそうだと軽い臨場感ではなく、できて当たり前と思えるところまで臨場感豊かにイメージするのが大事なんだと思います。
臨場感を上げるということにすべてが集約されているわけ。
こまで臨場感を上げることが大事だと言及されると、ゴール達成や自分が今あるべき姿を想像するときには、まるで現実にその場にいるかのように臨場感を高めるのが大事なんだと思いました。
臨場感をあげるにはイメージする力が大事です。
小説を読んだりして、情景をイメージする力をつけることもできます。
自分がイメージする力が足りないと感じる場合は、面白い小説を読んで、ビビッドにその小説の世界に入り込むことで、イメージする力を伸ばせると思います。
自分が心からほしいものが何かを徹底的に考えることが大事
自分が何が好きで、何が嫌いでといったことがよく分からなくなっている人も多い現代。
自分が何が好きなのか?わからない人におすすめの情報がありますが、それは別記事で書いていきます。
自分が心から欲しているものが何かを吟味することが大事だと言及する苫米地英人氏。
で、スコトーマを外したければ、情報を取捨選択して、心からほしいものが何かを吟味し続けることだよ。
スコトーマとは、盲点のことです。物理的に盲点というものが眼球にありますが、ここでいっているスコトーマは、心理的な盲点のことです。
人間は見たいものしか、見れないし、知識や興味があるものしか認識できないです。
ほとんどの外国人は風鈴の存在も知らないので、夏の暑い日に懐石料理を食べていても、日本人には聞こえている風鈴の音は外国時にには聞こえていません。
音として鳴っている風鈴の音が、風鈴という知識がないため、物理的に振動して鳴っている風鈴の音が聞こえないのは興味深いです。
同じ街並みを歩いていても、認識する世界は人の数だけあります。
稼げる能力があると思っている人には、稼ぐための情報が見えるし、グルメな人はグルメに役立つ情報が認識に上がってくるのですね。
じゃあ、何が分けるのか、といえば、情報量の差でしょ。
情報量、知識量がなければ、いくらIQが高くても、思いつくアイデアや企画はたかが知れていると思います。
圧倒的な知識量があるからこそ、いろんなアイデアが思いつきます。
アイデアとアイデアを掛け合わせるためにも、考える材料となる知識量が大事になってきます。
苫米地英人氏は、いろんな書籍で知識量が大事だと何度も言及しています。
ひらめきを生むためには、圧倒的な知識量が大事だと言っています。
本も月に100冊以上は読むべきだと言っています。
今の社会は知識量がものをいうと思います。
ある知識があれば、なんでもないことでも、その知識がないことで、無駄に時間をかけ、無駄にお金をかけていることが往々にしてあると思います。
例えば、エクセルの関数。
関数を知っていれば、10秒も終わらない作業でも、関数を知らないことにより、数時間の残業をしている人も存在します。
情報空間に対しての付加価値に対して、給料をもらっているのが現代のサラリーマンですから、情報空間に対しての付加価値を高めるために、効率を高めるためにも圧倒的な知識量、情報量が必要です。
金儲けだってそうで、本気で金がほしいとなったら、目の前に売り物はいくらでも転がっている。
なにがほしいのかわからなければ、それに気が付かないし、分かれば気づくんだって。
たしかに、ほしいものが明確にならなければ、手にしようがありません。
自分が今後、どういう家に暮らして、何を食べて、誰と過ごして、どこに行きたいのか?ということが明確になれば、それを実現するための方法がみえてくるということですね。
なにがほしいかを明確にして、臨場感豊かにイメージすることが何よりも大事だということです。
ゴールを決めないことには、ゴールを達成しようがありません。
達成方法が分からないゴールだとしても、ゴールを決めることで、だんだん達成方法が分かっていくことも多いと思います。
アカデミックでも、ビジネスでも超一流だからこそ、知っている情報
苫米地英人氏は、めちゃめちゃ頭がいいし、ビジネスでも超一流です。
簡単に記載すると・・・
1979年に上智大学外国語学部に入学
1981年にマサチューセッツ大学アマースト校に留学
上智大学卒業後、1985年にイェール大学大学院計算機科学科博士課程に入学
1987年にカーネギーメロン大学大学院計算言語学研究博士課程に転入し、同大学院で博士合を取得
帰国後、徳島大学工学部知能情報工学科の助教授として教鞭をとる。
ビジネスマンとしては・・・
1983年に三菱地所に入社して、アメリカのロックフェラーセンター買収にかかわる。
その他も、華麗な経歴がひっきりなしに続きます。
超人といっていいと思います。
そんな苫米地英人氏だからこそ、知っている情報も多いです。
なぜなら、孫さんは、ベンチャーキャピタルから資金を出してもらえない日本でビジネスを立ち上げたから。
FacebookやGoogleがなぜ、資金調達を成功できたかなど、苫米地氏だからこそ、語れる内容が山ほどあるようです。
ソフトバンクは、いまやグローバル企業です。
日本国内にとどまらず、海外の企業にバンバン出資しています。
アリババに出資をしていたり、ARM(アーム)ホールディングスを買収したり、すさまじい企業になっています。
まとめ
『苫米地博士の「知の教室」』の本だけでなく、苫米地英人氏の本は、膨大な知識量をもとにか書かれている本ばかりです。
『苫米地博士の「知の教室」』は知的好奇心を満たすだけでなく、きちんと理解すれば実生活や人生が光り輝くようになると思います。
今後も他の苫米地英人氏の本の書評も書いていこうと思います。
この『一人暮らしの便利帳』が月間PV数が100万こえたイメージを臨場感をもって想像しながら、日々、更新していきたいと思います。