「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」を書評しながら考えたコミュニケーションの本質

前回の記事で宣言したとおり、初の書評記事を書きました。
今回、選んだのはこの本「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」です。
かなり昔に買って、本棚にしまっておいて、帰省する際もスーツケースに入れて帰っても、読んでない本をようやく読みました。
書評記事を始めるということで、「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」を読んでみたわけです。
著者の印南 敦史氏は、ライフハッカーという日本でもかなり有名なニュースメディアの書評記事を書いておられます。
ライフハッカーというメディア名だけあり、ライフハック系(役に立つ系)の記事がたくさんあります。
Google検索していたりすると、時々、でてきて、今までも閲覧したことが何度もあります。
今回の書評記事を書くにあたり、ブックマークに入れました。
印南 敦史氏の書いた書評記事は、こちらのリンクから見ることができます。
書評記事のタグURLです。
年間250本の書評記事を書いておられるそうです。
おそるべしペースだと感じます。
それでは、さっそく本題の書評に入っていきましょう。
引用+感想&考えたことみたいな感じで進めていこうと思います。
目次
誰が読んでいるかを意識した
「ライフハッカー」で書くためにまず意識したのは「どんな人が読んでいるだろう?」とうことでした。そして、それは現在も毎日考え続けています。なぜって?
そこのピントがずれていたら、届くはずのものも届かなくなってしまうから。
まったく、その通りだと思います。
誰が読んでいるのか、意識するのは、とても大事だと思います。
誰に向けて文章を書いているのか?によっても、選ぶべきテーマや内容も変わってくるし、漢字をどれくらい使うかも、変わってくるし、相手の状況や興味によって伝えたい内容も変わってくると思います。
この一人暮らしの便利帳のサイトの想定読者層としては、の一人暮らしをしている、一人暮らしをはじめようとしている人向けに書いています。
メインの想定年代として10代後半~30代後半くらいかとは考えています。
もちろん、一人暮らしをしている40代、50代の方も多くいらっしゃると思いますが、40代、50代にもなると、私が書く内容なんて調べるほどもないくらい生活に詳しい方なのかもしれません。
だから、まだまだ一人暮らしをしていて、困ることがあったりしそうな10代後半~30代後半をメインの想定年代としています。
もちろん、Google検索をしていて、たどり着いたこのサイトが「一人暮らし」に関する便利な情報が集まっているということで、一人暮らしをしているお子さんやTwitterのフォロワーに推薦してくれるようなサイトにも、成長できればと思っております。
自分が読んだうえで感想を書かない限り書評ではない
格好つけたいわけではありませんが、自分が目を通し、自分が感じたことを書かないかぎり、それは書評とはいえないはずです。
さらに本音をいえば、プレスリリースの書き写しは、少なくとも私にとってはめちゃくちゃ格好悪いこと。
読みもしないのに、プレスリリースの書き写しの書評なんて、手抜き仕事にもほどがありますね。
この一人暮らしの便利帳で書評していく本は、もちろんすべて、自分が読んだ本を記事にしていきます。
すべての本のすべての文章を精読するわけではありませんが、最低でも、本の全体には目を通してうえで書評記事を書いていきます。
引用ばかりの書評もありはありですけど、自分なりの感想を大事にして、本を読んで考えたアイデアや気づきも、がっつりと文章にしていく予定です。
どちらかというと、単純な感想よりも、本を読んで新たに思いついた考えであったり、気づきのほうが読んでいる側としては面白いのかなと思います。
読み手の時間を有意義なものにする
「読み手の事情」について考えたとき、避けて通れないものが時間の問題です。
人生とは時間の集まりだと思います。
読み手の時間の貴重さを考えたうえで、記事を書いていきたいと思います。
できるだけ短い内容で、過不足なく伝えたい内容が伝えることができるのが理想だと思います。
伝えたい内容が膨大であれば、必然と長文になりがちですが、長文になったらなったで目次や見出しを流し読みするだけで、概要がつかめる構成にしたり、画像やイラストや文字装飾を効果的に使って、できるだけストレスなく、内容を吸収できるように工夫していきたいです。
短文になるか、長文になるのかは、伝えたい内容のボリュームによると思います。
短ければいいとか、長ければいいとか、一概にいえるものではないと感じています。
長文になりすぎれば、伝えたい内容を分割したり、短文の内容を一まとめの記事にすることでより、役立つ記事に変身することも多々あるでしょう。
読み手の貴重な時間を使って、目を通した、読み通した内容が、少しでも役立つものになるように、精進していきたいです。
どの文章を引用するかによって書き手の個性が表れる
ちなみに「自分」を表現する必要はないと書きましたが、あえて「私はこう思う」と持論を展開しなくとも、「どこを引用するか」ということ自体が書き手の個性につながるはずです。
たしかに、どこを引用するかで、書き手の個性が出ると思います。
膨大な量の文章を引用された1つの記事を読むくらいなら、その本を買うほうが早いし、前後の文脈からも正確に文章を理解できるので、膨大な量の引用は、あまり良くないと感じます。
だからこそ、「どこを引用するか」ということが書き手の個性につながるのでしょう。
ちなみに、著者の印南 敦史氏のライフハッカーでの書評は、あまり自分を出してないとのことです。
その理由として、ライフハッカーがニュースメディアという特性なので、自分を出しすぎない方がいいという判断だそうです。
個人ブログでは、自分を出しているそうです。
なるほど!この考えがブログ執筆において大事だと感じた!
個人的に、文章執筆における最大の無駄は、必要以上の時間をかけることだと思っています。
最初の段階でパーフェクトを目指すのではなく、書いてみてから修正するほうがいいのです。そしてそれは、無駄な時間を短縮することにもつながっていきます。
この文章にもっと早く出会いたかった。
この本をもっと早く読んでいれば、ブログ挫折することもなかっただろうにと思いました。
このブログも2015年1月から開始して9月を最後に、更新を一時中断していました。
その理由というのが、記事を書くのに、時間をかけすぎて、しまいには、腰が重くなり、ブログ更新を挫折したのでした。
短時間で質の悪い記事を量産するよりは、時間をかけて質のいい記事をしっかりと書く方がいいですが、必要以上に時間をかけすぎるのも良くないと、今さらながら、感じています。
今後は、一通り、文書の構成をねったら、さっさと書き出すことにします。
書いてみてから修正すればいいので、がんがん構成を作ったら、さっさとやることにします。
紙媒体であれば、印刷したあとの修正は難しいですが、ブログ記事であれば、UPしてからも修正するのは簡単なので、完璧主義におちいらずに、どんどん記事書いて、UPしていければと思います。
もちろん、最低限の質(一通り読んで何かしら役に立つ、何か心に響くものがある等)は確保したうえで、どんどんUPしていきます。
最低でも月に5記事ペースでUPしていければと思います。
できれば月に10記事目標にします。
まとめ 関係が存在を生み出す
書評を書いていて、考えたこと。
それは、文章執筆もコミュニケーションであること。
ブログ記事や雑誌の文章など、文章を書くとき、文章を読むとき、それぞれが同時に行われることはありません。
書きながら、読まれるということはない。
リアルタイムでないのに、成立するコミュニケーションが文章です。
しかし、書き手は読み手のことを想像しないことには、伝わる文章にならない。
読み手がいるから、文章は存在する。
アクセスの無い記事は、存在しないのと同義です。
ブログという情報空間の関係性が、記事の存在を生み出すのだと思います。
読者の人生に何かしら役に立つ、心に響くという存在に、当ブログの記事がなれればと思っています。
読み手がいるから、文章は存在する。
書き手がいるから、文章は存在する。
読み手と書き手をつなぐ文章。
関係が存在を生み出すのだと思いました。
PS.引用したい箇所がまだ、いくつかあるので、後日、追加したいと思います。